ボローニャへようこそ
- Keiko Yoshimori
- 2月19日
- 読了時間: 2分

ボローニャの歴史
ボローニャは、エミリア・ロマーニャ州の州都で、人口は約39万人。
ここには世界最古の大学があり、学生たちが活気ある文化的な生活を送っています。特徴的な塔や長いポルティコがあり、イタリアでは5番目に大きな都市です。
ボローニャといえばイタリアでは特に3つの愛称で呼ばれていて、「ラ・ドッタ(La Dotta)」は、世界最古のボローニャ大学があることに由来し、「ラ・ロッサ(La Rossa)」は、建物の赤い色とその政治的な歴史を。また、「ラ・グラッサ(La Grassa)」は、ボロネーゼの豊かで美味しい料理が豊富なことから名付けられています。
この街は古くからの歴史があり、紀元前1千年紀から集落が存在していたと言われています。エトルリア人やケルト人、ローマ人の時代を経て、中世には自由な自治体として栄えました。16世紀以降は教皇庁の北部首都として知られ、リソルジメントの時代には重要な役割を果たしました。第二次世界大戦中はレジスタンスの拠点となり、戦後はエミリアの多くの地域と同じく左翼政権が長い間続きました。
ボローニャは、北イタリアの重要な交通の要所で、機械、電子、食品などの産業が盛んです。文化、経済、政治の中心地でもあり、ヨーロッパで一番進んだ見本市地区の一つとしても知られています。
この地域は「モーターバレー」としても知られており、フェラーリをはじめ、ランボルギーニやパガーニなどのスーパーカー、高級車のマセラティ、さらにはドゥカティのバイクまで、ボローニャからモデナの間には世界的に有名な自動車メーカーが集まっています。このエリアは、自動車産業の中心地として知られ、優れた技術やデザインが生まれる場所でもあります。
最後に、ボローニャのポルティコ(アーケード)や石灰石の自然遺跡はユネスコの世界遺産にも登録されています。
落ち着いた街並みで、大きな観光都市にはないゆったりとした時間を過ごせます。
ミラノから電車で1時間、フィレンツェからは30分弱で移動できますので、ぜひボローニャに一度足を運んでみてください。
Comments